チャン・グンソク きみはペットを上映禁止に追い込もうとした男性連帯とは？

今月の8日より韓国で上映されているチャン・グンソク主演映画「きみはペット」

ですが、この一方で上映の中止を求めて裁判所に仮処分申請が提出されていました。

結果は勿論棄却されました。

今回、仮処分申請を裁判所に提出したのは韓国の団体「男性連帯」という団体で、

男性の権利と利益の保護を目的として活動している団体です。裁判所のことがすべてわかる本

「男性連帯」が問題としている理由は内容にあります。

日本でも嵐の松本潤が演じて内容をご存知の方も多いでしょうが、

男性連帯の言い分は・・・

「（『きみはペット』に）女性が“主人”で、男性が“犬”として登場し、

主人とペットの関係を模写する。おもしろさのために人格が冒涜されるのは許せない」

っと言うもの。

要するに女性偏向で男性卑下していると言っているのです。
女性を活用する国、しない国

映画配給会社であるロッテショッピング（ロッテエンターテインメント）は・・・

「裁判所の決定は、男性連帯の主張が全く説得力がなかったことを示すものであり、

映画を見た人なら誰でも簡単に共感するに値する判決だ」

っと・・・普通誰でもそう思う意見で、この「キミはペット」の内容も

独身女性と年下男性の同居生活を描いたロマンチックコメディーです。

どこもおかしな所はありません。

しかし韓国の文化（過去の？）と照らし合せると意味が少し理解できます。


一般的には過去に比べて韓国では女性の地位が高くなっています。

ですが、韓国ではまだ男性中心、家父長的文化がたくさん残っています。

そのためこういった考え方の男性は良く言うと女性に対して責任を持ち、

男性がいろんな意味で守らなければならないという意識が強いんですね。
行き場に悩むあなたの女性外来

実はこういうことは他でも起きているんです。

韓国のKBS2TV「ギャグコンサート」というバラエティー番組のコーナーが

「男性を冷やかす不快な内容を放送したと世論からの声が高まった」という理由で

今月9日に放送通信審議委員会の審議にかけられています。


内容は韓国の芸人さんが中心に出演し、実生活の中で起こるあいまいな

状況に対して、番組内で定義を下すという内容です。

内容的に女性よりの内容になっているため男性からの非難が多いとのことです。


審議自体は「問題なし」ということでしたが、日本では問題になることもないです。

意外とまだ韓国でも残っている文化なんですね。


なお14日、「きみはペット」の配給を引き受けているロッテシネマによって

発表された観客の性別の集計結果では女性率が81%。

つまり観客の5人中、4人が女性だということです。

女性の心はガッチリつかんでいるようですが、男性には不評なのかもしれませんね。


ちなみに今回のことに対してのチャン・グンソクのコメントは・・・

：｢言及する必要が感じられません｣

：｢ただ2つだけ言いたいことがあります｡

　1つ目はこの件に関して言及する必要がないということです｡

　2つ目はそのような考え方では食べていくのが難しいということです。

　高いプライドが原因で住んでいる家から追われたらどうしますか。

　僕の飼い主は、僕が愛嬌を振りまけばタコさんウィンナーをくれます｡

　僕はそれで満足です｡家から追い出されるのは嫌です｣

：｢(なんと言われようが)負けません｣

：｢中傷は昔よりは減りましたが､10人中10人がみんな僕を好きだと

　いうわけはないじゃないですか｡

　むしろ､もっと僕を嫌いになった人もいるでしょう｡

　簡単にはいかないものです｡

　しかし僕は人の前で嘘をつくのは嫌いです｡

　なにかのフリをすることも嫌ですし｡

　自分自身に対して正直でいたくて､ありのままの自分を見せているのです｡

　この映画を見て男性の方が“好感が持てない”と言っても僕は負けません(笑)｣
好感度200％のマナ-術